英語児童書の指南書(英語ペラペラキッズ)
日本語の本もそうだが、英語の本となると一体何を読めばいいのか全くわからない。
未就学児に向いている本、小学校低学年に向いている本、中・高学年向けの本はなんだと問われても、1冊も頭に浮かばない。
あの、あれ、あの女の作家が書いた、あの、アメリカ人の、えーと、タイトル出てこない的なものすらない。。。
そんなとき役に立つのがこの本だ。
まさに、こんな本が欲しかったという内容。
英語教育を推進している方には絶対に押さえておいて頂きたい1冊。
アマゾンで英語絵本を探していると、商品説明のメディア掲載レビューに、『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 と書いてあることがある。
何だそれと思い、調べるとこの書籍に行き着いた。
この本はタイトルだけでは何の本なのかわからないのが、もったいないところ。
ぶっちゃけ、絵本はLadybird社、Usborne社のボックスがあれば、それだけでもいいっちゃいい。
ただ、小学生向けの絵のない児童書となると何の勘所もない。
そのレベルになれば、親が選んで買うんじゃなくて、子供が読みたいやつを買えばいいじゃないかと思われるかもしれない。それはご最もだ。
でも、何か面白い本ないと聞かれ、知らないとだけ答えるのは大人として恥ずかしい。
どういう本が面白いのかを探すところから読書は始まっているんだ、この本がいい、あの本がいいなどと言うのはただの妨害行為だと思われるかもしれない。
しかし、知ってるんだけど言わないのと、知らなくて言えないのとは大きな違いがある。前者であれば、軽いアドバイスに留めるなどのことも可能であるが、後者ならば親に聞いても意味がないと思われかねない。
知らないと答えるよりは、この本で探してみたら?というだけでも全然違うはずだ。
話が逸れてしまったが、この本はアメリカ、イギリスなど英語圏での幼児、児童教育用の定番絵本、テキストを紹介する英語児童書ガイドブック。
本書で紹介される本はアメリカ、イギリスのネイティブスピーカーも一度は必ず通る、児童書の「定番」ばかり。
それまではアメリカの児童文学賞のコールデコット賞、ニューベリー賞を受賞しているかどうかしか、絞り込む基準がなかったが、この本があれば、友達に英語の児童書に詳しいライブラリアンがいるも同然だ。
ちゃんと対象年齢毎になっているところが良い。
トドラー:0~3歳向け 49冊
プリスクール:3~5歳 64冊
キンダーガーデン:5~7歳 56冊
エレメンタリースクール1:7~9歳 36冊
エレメンタリースクール2:9~11歳 48冊
ミドルスクール:11歳~ 32冊
この本の前作には、英語を学ぶ大人向けの児童書を紹介するものもある。この本同様に、絵本から児童書が紹介されているが、定番というよりも、世の中に埋もれてしまっている「名作」にフォーカスしている。
キッズ(だけにじゃもったいない)ブックス
両方持っているが、どちらも絶版となっているため、中古しかない。
我が家にある中古には、前のオーナーが色鉛筆で丸をつけているので、その印も参考にさせてもらっている。